2015.08.23:yoshitaka kase
これまでの自分のブログの中でよく出てくる
“着込んで退色してからの風合いも楽しめる逸品”。や
“使い込む程に退色、風合いの楽しめる年月と共に愛着の湧いてくる逸品”。
本日はその中の”退色”というキーワードについて
デッドストック物とユーズド物を使って
退色の良さを皆さんにお伝えしたいと思います。
まずは1960年代、熱帯地用野戦服としてUSミリタリーに採用されていた
Jungle Fatigue Jacket/ジャングルファティーグジャケット。
着込まれた事により退色し、デッドストックの状態だと分かりづらかった
格子状のリップストップ地がより引き立っています。
元々、ネームパッチが付いていた部分も退色している部分、していない部分で
変化が出た事により、ソリッドのジャケットに良い動きが出来ました。
続いては、1970年代USミリタリー官給されていた
全体的に退色し、パッカリング部分のアタリが強調され
穿き込まれたヴィンテージデニムパンツのような
良い風合いの一着となっています。
デッドストックの状態からデニムパンツのように
自分で育てていくというのも愛着が湧いてきて楽しいですが
初めから良い感じに退色しているユーズドの状態も魅力的。
退色する前、した後でアイテムの表情が変わるというのも面白いです。
是非皆さんも退色というキーワードを感じながら
ファッションを楽しんでみて下さい。
本日はFrank Booker/Rotary Connection Volume TwoをBGMにお別れです。
皆さん良い週末を。ではまた…